口笛を吹けば嵐

次回公演『口笛を吹けば嵐』、今晩顔合わせがあり、いよいよスタートです。
webサイトも明日明後日には完全リニューアルでオープン予定。
チラシはもうちょい待ってねちゃん。

まあそれはそれは凄いものを作りますよ、絶対。

ホンも第一稿があがりまして、ステキな幕開き。
今後は妥協なき改稿が続けられることでしょう。

客演陣も、劇団健康→渋さ知らず→発見の回→シェイクスピアシアター、とメチャメチャな経歴のメチャメチャな二児のママン、宍倉暁子さんが『幽霊船』以来の再登場。前回『ビヂテリアン大祭』でチャーミングな豚と宮沢賢治が好評の羽田真さんも続いての出演。と、素晴らしい面々が揃い、いざ!

また、今回、念願かなって美術を杉山至さんにお願いすることとなり、清末のホンに川口の演出に杉山さんの美術は、最強の化学反応を導くか!?

まあそれはそれは凄いものを作りますから。

10月14日~20日。
『口笛を吹けば嵐』。
ぜひ、ご期待を。

お知らせ:wonderland寄稿

脚本の清末が、劇評サイトwonderlandに、28000字超の劇評を寄稿しております。
現在の劇評言語への挑発も多分に含んだ中で、「特権的肉体」という言説から零れ落ちる、本当の唐十郎を書き尽くしています。
超大作となっておりますが、お時間のあるときに、ゆっくりぜひ、ご覧下さい。

http://www.wonderlands.jp/index.php?itemid=1353
http://www.wonderlands.jp/index.php?itemid=1355

7月初頭雑感

夏ですね。

本日明日は、次回出演予定の方や劇団に近しい方を集めての、シークレット・ワークショップ。
巷では、アットホームアットザズーやってたりしますが、こちとらも題材は、『動物園物語』。
主眼は上演台本の当て書きの参考の場と見据えつつも、自分としては事務的に忙殺された日々から少し離れて、演劇を純粋に楽しむ二日間になればと。

そういえば、ここに書き損ねたのですが、先日、埼玉は浦和美園にて、「劇団どくんご」をようやく観る。
圧倒的に美しいテント芝居でした。
現存するテント芝居では、数少ないホンモノです。
それはまるで、フェリーニとイヨネスコが幸福な融合を遂げたような現代のコメディア・デラルテ、とでも言えばよいか。
野蛮でありながら、驚くほどテクニカルに上手く作られていて、感服でした。
全くジメジメしておらず、爽やかですらあるので、うだるような暑い夏にも、ぴったり。
あ、ここは、毎年、春~秋、全国津々浦々をテントでジプシー巡業している、伝説の集団でして。
9月には東京に来る予定なので、これは観ておいた方がいいと思います。


とかなんとかいってるうちに、ああもうなんちゅうか、身辺、にわかに、慌ただしう。
劇団制作の方も、もいっこの仕事の制作の方も、産みの苦しみ、まっただなか。
いざ踏ん張りどころと、心得ん。


あ、明日は選挙ですね。
自分は、多数決のゲームには与せず、の立場を貫く所存でござい。
アデュー。

県警対組織暴力

東映ヤクザ映画の到達点と各所で耳にし、ずっと観たかった深作『県警対組織暴力』、ようやくdvdで観る。
炸裂。
あまりに鮮烈に炸裂したので、思わずリピート、そのまま2度観。
俳優、脚本、演出、カメラ、音楽、その他すべてが脂の乗り切った、あまりに幸福な野蛮状態で満ち満ちており、全シーンが名シーン。
なかんづく、突然のモノクロのなか、菅原文太が作った茶漬けを松方弘樹が喰らう、あの回想シーン。なんなんだ、あれは。

前近代対近代という任侠・ヤクザ映画のスタンダードに則りながら、その都度その都度シーンの強度でもってそれを内破していくような、いまだ触れたことがないくらいの映画でした。ことよ。


いやー、しかし、松方弘樹、ステキすぎるわ。

あれからそれからこれから

昨今話題の「演劇と公共性」なぞについてウンウン唸りながら、数ヶ月、まとまった文章を書こう書こうと思いつつ、時間に追いかけられて暮らしていたら、まとまらぬことすら何も書かぬまま、来てしまいました。
良くないです。
猛省。

そうしてる間に。

peachum classics、終了しました。
『ビヂテリアン大祭』、スリリングで面白かった。
いつか再演したい作品が、またひとつ。
もしかしたら、相当近いうちに、手つけたりする可能性すら。

そうして、落ち着く間もなく、とある公共劇場で、特殊なかたちで、勤務しはじめました。
今までホルモン屋とラーメン屋と埠頭の倉庫と自宅兼事務所でしか働いたことなく、オフィス?で働けることに嬉々としている毎日です。
とある大きなプロジェクトに携らせていただいてまして、しかもけっこう自分の意志が反映できるポジションで、これはなんとしても、ステキなものに練り上げていきたいなと、ゆくゆくは演劇の可能性を様々試していければと思うております。

そうしてそうして、ピーチャム・カンパニーは、次、10月。
久方ぶりの清末オリジナル台本であります。
この書き手を世に出したい、ってのが、自分が演劇続けたきっかけのひとつであったればこそ、彼のホンがストレートにかつ魅力的に伝わるような、ひたすらに強い演劇を作りたいなと思っています。
そして、それを実現すべく、ステキな方たちが徐々に集ってきております。
どうぞどうかご期待ください。



制作者ってのは、言葉を紡いで人と人とを結びつけるオシゴトだと思うので、以後はきちんと、素直に言葉を発信していこうと思います。
りはびりりはびり。

3つめは、賢治!

宮沢賢治・原作『ビヂテリアン大祭』、稽古、開始しまして、着々と進んでおります。

同じカンパニーがやってるとは思えないくらい、ここ2作とはガラッと変わった印象の作品になろうかと思います。

「食」に関する激論70分(?)一本勝負、といったような感じで、定型化された宮沢賢治ものとはまったく違った、みずみずしくリアルな宮沢賢治芝居になればと思います。
今月末4月30日より、4日間。
ぜひご期待くださいませ。
ご予約もお待ちしております!

こういう芝居が見たかった

ずいぶんご無沙汰しました。

いよいよ明日より小屋入り、明後日より本番でございます。
一昨日くらいから芝居が化けて、凄いことになっています(いや、実際は、着実な稽古の積み重ねでしかないんですが、表面的には「化けた」)。
自分はこの芝居、本当に面白いと思う。
どこまで距離取ってみても客観的になんてなれない立場なのは百も承知で、それでも客観的に見て、と言ってみて、もうただただ凄い面白いと思う。
そして、その原因の最大のところは、(いまやキャスト陣も相当にステキだけど、)なによりも原作のポテンシャルに尽きるんだとも思う。
『怒りを込めてふりかえれ』、いまや、不遇すぎる。
自分も、その空気のなかで、侮っていた。
でも、ものすんごい面白い。
こんなに面白い戯曲、なかなかない。
圧倒的な密度のなかで、役者の肉体と膨大な交通量を要請する言葉の数々。
本当に難しい戯曲だけど、フェイストゥフェイス向き合えば、本当に濃密でリアルな劇空間を構成する言葉、言葉、言葉。
こういう芝居が見たかった。

あとは、シアターPOOの空間に乗せて、飛ぶか、落ちるか。
落ちる危険性は、あるし、怖い。
けど、まあ死ぬ気をかけて、明日明後日、その危険性は断固排除させていただきます。

なので、貧弱なボキャブラリーで、繰り返し。
スゲー面白いです。
ただただ見てほしい、すべての人に。