ブレヒト!オズボーン!

遅ればせながら、ブレヒト『アルトゥロ・ウイの興隆―それは抑えることもできる―』、公演終了しました。
ご覧いただいた皆様、お支えいただいた皆様、ありがとうございました。

一日の間を空けまして、オズボーン『怒りを込めてふりかえれ』の稽古が始まっております。
こちらは、濃密な5人の会話劇。
サーカス劇場『カラス』で主演をつとめた神保良介が主役のジミー・ポーター、喋りたくります。

そして、本日より前売開始いたしております。
ブレヒトは最終的には全公演、前売完売してしまい、直前にはご予約いただけない状態になってしまいました。
こちらも同じく少ない客席数ですので、チケットはどうぞお早めにお買い求めいただければと思います。

間近!


公演間近でてんやわんや、楽しくやってます。
おかげさまで、期間前半は残席ごくわずかとなってきました。
日曜日月曜日あたりはまだ余裕ございます。
が、今の伸び方からして、こちらも近々完売となることが予想されます。
小さな会場ですので、どうぞお早めにご予約いただければと思います。

こういう小型の公演って、案外スゴいのが生まれたりするもんです。
ぜひ!

2010、ピーチャム・カンパニー、始動。

あけましておめでとうございます。
昨年末から、こちらのブログ、更新滞ってしまっておりまして、大変申し訳ございません。
改めます。

さて、本日より、『アルトゥロ・ウイの興隆―それは抑えることもできる―』、前売開始いたしております。
ホームページは、アンダーコンストラクション感満載ながら、こちらです。

本日より、稽古も、再開。

本年もよろしくお願い致します。

映画

ソクーロフの『ボヴァリー夫人』を観た。
http://www.pan-dora.co.jp/bovary/

これは、蝿と青空に引き裂かれるエンマ、か?
何度も何度も上塗りされた絵の具たちが質感を持って迫ってくるように、濃厚に、たたきつけられた。

映画を観る季節に入ろうと思う。
さしあたって、本日は、ポレポレ東中野にて上映中の、岡田茉莉子特集。
『秋津温泉』。

ワークショップ・オーディション、やります!

ピーチャム・カンパニー、1発目の3本連続のうちの、2月と4月のものに向けて、ワークショップ・オーディション、やりますよ。
2月はブレヒトの『アルトゥロ・ウイの興隆―それは抑えることもできる―』、4月は宮沢賢治の『ビヂテリアン大祭』です。
この3ヶ月連続の公演では、少なめの人数の濃密な座組みで、ひとりひとりの役者としっかりフェイストゥフェイスでものづくりしていきたいなと思っています。
ぜひぜひ。
周りの役者の方などにご紹介いただければと。
以下詳細ですえ。


【対象公演】
ピーチャム・カンパニー、結成1発目、怒涛の3ヶ月連続公演!
<PEACHUM CLASSICS>
vol.1『アルトゥロ・ウイの興隆―それは抑えることもできる―』(ベルトルト・ブレヒト作)
   2010/2/5~8 @シアターPOO
vol.2『怒りを込めてふりかえれ』(ジョン・オズボーン作)
   2010/3/19~22 @シアターPOO ※オーディション対象外公演
vol.3『ビヂテリアン大祭』(宮沢賢治作)
   2010/4/30~5/3 @シアターPOO
脚色:清末浩平
演出:川口典成

【日時】
11/28(土)・11/29(日)、両日とも15:00~21:00

【場所】
都内某所(応募者にのみご連絡いたします)

【内容】
ブレヒト作品のテキストをもとに、川口典成のディレクションの上、グループ別にワークショップ内発表作品を作り上げます。

【参加資格】
年齢・性別・経験不問
28(土)・29(日)、両日とも参加できる方
ピーチャム・カンパニーの2月・4月のいずれかの公演に出演を希望される方

【応募方法】
以下をご記入の上、Eメールもしくは郵送にてお申し込み下さい。
①氏名(ふりがな)
②年齢
③性別
④所属劇団/所属事務所(あれば)
⑤電話番号
⑥Eメールアドレス
⑦住所
⑧芸歴
⑨応募動機
⑩2月公演・4月公演のうち希望出演公演(複数可)
⑪写真(バストアップと全身の2点、写メール可)

【送付先】
(Eメール)peachum_company@yahoo.co.jp
※タイトルに「ワークショップ・オーディション応募」と明記のこと
(郵送)〒166-0002 杉並区高円寺北3-3-14-201 ピーチャム・カンパニー 制作部 オーディション担当 森澤友一朗

【参加費用】
2000円(会場代・テキスト代)

【締切】
11月26日(木)

【問い合わせ】
ピーチャム・カンパニー
03-5373-2975
peachum_company@yahoo.co.jp
http://peachum.com

2009年秋、近況

映画が観たい季節が、だいたい年一回くらいのペースでやってくる。
何も学ばずに仏文を出てしまったもので、この秋今更ながらに19世紀フランス小説をマラソンしていた。のですが、その疲れからか体が映画を求めだし、うちに置いてある唯一の映画である『ピストル・オペラ』に久方ぶりに手を伸ばす。
そして、撃ち抜かれた。
いままで鈴木清順老師の作品に対しては、置いてかれる自分を横目に、イワユル清順美学?だとかばかり面白がっていた感があり。
しかしながら、今回観なおしてみて、実は緻密に効果が計算され尽くした作りに刮目。ビーサプライズド。
すげーまともな作品だ。
針の穴を通すような奇跡的な「正解」が次々に連ねられていき、やがて至るはエクスタシー。

この勢いで、マイ清順ベスト1、『悲愁物語』にハチノスにされたい欲望出づるも、観るすべもがな。


閑話休題、映画に射抜かれはじめると、もー演劇なんか観なくていいじゃん、と、なってしまって、大変よくない。
新作をほぼ観ない自分なので、評価がすでに出揃っていて、ちゃんと選べばはずすことのかなり少ない映画に比べて、演劇なんて年に1本、2本面白いのがあるかないかで、芝居観るのがすごい不毛に思えてくる。が、やっぱり、よくない、うん。

まあ、実際、この秋も、観るべきものはだいたい観てきたけれども(「劇団どくんご」を見逃したのが大変悔やまれるのと、『盲導犬』は今週末の予定で現時点では未見だが)、観るに値するところにあったのは、蜷川『コースト・オブ・ユートピア』とハイバイ『て』くらいなもんで、それにこの2つに関してもこれが最低ラインじゃなきゃ演劇なんて意味ないじゃん、というラインはちゃんと超えて、しっかり演劇楽しませてはくれたっていうくらいのはなしで。最低ライン。ともにもっともっともっともっと期待してたんだけどなー。

あ、三鷹で観た『わが星』が大変よくない。
ミュージシャンのSEAMOが大嫌いなんだけど、あれに対して抱く拒否反応と同じ感触。
葛藤のない現状肯定、全く美しくないと思います。作りも未熟。
けれども、信頼してた筋からも評価高くて、うーん、どうしたもんか。


さて、もいちど閑話休題、『ピストルオペラ』観たあとで、軽々しく「ポップ」なんて言えなくなってる自分です。
そのうえで、川口の「ポップ」は生き残れるか。
とにもかくにも、全身全霊で戦います。

PEACHUM CLASSICS!!

1発め。
2010年。
2月。3月。4月。
三月続けて、強い原作に、どまんなかを射抜く清末脚色、川口演出。
2月、ブレヒト、アルトゥロ・ウイ。
3月、オズボーン、ルックバックインアンガー。
4月、宮沢賢治、ビヂテリアン大祭。
ブレヒトで崩して、オズボーンで伝統にまたがり、宮沢賢治ではるか遠くへ。
きっと、壮大な旅になるのでしょう。
お付き合いいただければなと願っています。